この日は早朝からバスで移動です。
ボルツァーノのバスターミナルへ向かいます。
バスのチケットはガイドさんがバスの運転手さんから買いました。
結構長く話し込んでいたので、なんだろう?と思いましたが理由がわかりました。
・当初、普通のバス(都バスみたいな)SADで行こうとしていた
・今日は直行便がお休みで出ていない
・しかし、シウジ高原までは乗り継ぎが必要だった
目的地はドロミテ(南チロル)にあるガルデーナ渓谷の「シウジ高原」。
ガルデーナ渓谷のオルティゼイという町に、「シウジ高原」への入り口となる
ゴンドラ乗り場があります。
SADで向かう事になったのですが、直行便がなく途中の村で乗り換えるルートに。
ところが、この道のりが凄い……皆様ご注意ください。
庶民の足としても動いているSAD、乗りなれている方は住民の方でしょうか。
私には無理でした「酔い止めを飲んでいるのに」完全に車酔いです。
いくつもの山をヘアピンカーブを潜り抜け超えていきます。
日光のいろは坂がかわいく見えるレベルです。
普段酔わない人も気持ち悪くなってました……小さな子供とか普通に吐いてるし。
目を閉じ呼吸を整えリュックにうずくまり……そんな状態で1時間30ほど。
耐えきりました。酔い止め飲んでも酔ったのは初めての経験、恐るべし。
ここで乗り換え、降りている間にさらに呼吸を整えます。
深呼吸して(空気がおいしい)ストレッチして・・・
なにせここからまださらにかかるので。
時間に少しだけ遅れて到着したバスに乗り込みます、結構乗り継ぐ人が多かった。
さらにバスはクネクネロードを通り抜けていきます。
そして、ようやくオルティゼイに到着です。
もう雰囲気はスイスで、イタリアにいる気がしません。
バスから降りて、トイレを済ませゴンドラ乗り場へ向かいます。
ここがゴンドラ乗り場。
自転車(マウンテンバイク)をゴンドラに乗せる人なんかもいてものすごい混雑!
ゴンドラ乗り場からは町が一望できます。
いざ、ゴンドラに乗ってシウジ高原へ参ります。
正直、写真で見ていて、あまり期待はしていなかったのですが
眼下に広がるパノラマを見て、息をのみました。
これは冒険の匂いがする!歩いていたらモンスターと遭遇したり宝箱が落ちている!
訳がありませんが、圧巻です。
1時間ほどのハイキングへいざ出発です!
歩きながら思いました……一人で来なくてよかった、と。
ものすごく広くて、これは絶対迷います。
初心者の方は、ぜひガイドさん同行をお勧めします。
一応道はあるんですけど結構分岐点が多く、道なのコレ?みたいな所もあり、
不安になります。
丘を越え、ガイドさん、ツーリストさん、私で黙々とあるきます。
ハイキング中の話題は、「日本企業の勤務体系!!」
もう…ねぇ、北イタリアの高原まで来て…面白かったからいいけど。
山小屋(お昼休憩所)に到着です。
お昼ご飯は山小屋の入り口で、バーベキュー方式にて肉を
調理していたのを見ており決め手に。
そして、飲み物はヴァイツェン!!(ドイツの白ビール)
量が多い気がしますが、おいしくいただきました。
日本に帰っても飲もう。(これ日本で買うと高いんですよね…。
昼食を終えた一行はゴンドラで下山の為ゴンドラ乗り場を目指し、再びウォーク!!
なんて書いてあるのかさっぱりわかりません。
ここまでの話題は
「これからの新卒採用の難しさと、海外赴任の大変さ!!」
もう、仕事の話バッカ。
そして、そんなこんなしているうちに到着です。(1時間ぐらい歩いてます)
SADのバスが来てます。ここまで乗ってきてたら吐いてそう。
本来、最初の計画では
【一人でボルツァーノからバスに乗り、オルティゼイまで来て
シウジ高原を回り、食事をして、この地点までたどり着き、
このバスに乗って下山し町に戻る】でした。
・・・うん、無理。
上の写真の左の丘を越えてきた感じですね。
少し時間があったので、自由行動。
アイスを食べようか悩みましたが、さらに高台に行って写真を撮っていました。
ゴンドラの写真を撮り忘れました(汗
確か青っぽいゴンドラだった気がします。
ゴンドラで下る麓の町でミニバンが待っていました。
この後は、いよいよ北イタリア訪問の理由である目的地へ向かいます。