3大宗教(キリスト、イスラム、ユダヤ)の聖地。
「ニュース、映画やドラマでよくみる」光景が眼下に広がります。
今回は記事的にも宗教色が色濃く出るものとなります。
一度きりの人生で一度は行きたいと思っていた場所。
エルサレム(旧市街)を訪問しました。
旧市街の門を潜り抜け、進んでいきます。
旧市街へは、服装やアクセサリーなど宗教を連想させるものの
着装が禁止されています。十字架や露出の高い服装、ユダヤのキッパ(帽子)
は持ち込みができません。
また、iPadのような「タブレット」も(石板)と同等とみなされ、
持ち込みが禁止されています。
3つの宗教が入り混じる聖地、問題を回避するべくシビアな制限が
設けられていますのでご注意ください。
岩のドーム
旧市街のランドマークとも言える「岩のドーム」と呼ばれるイスラム教の聖地。
中には「聖なる岩」が祀られている。
聖なる岩とは宗教に応じて異なる意味を持っています。
ユダヤ教では、アブラハムの息子、イサクを神にささげようとした台として。
また、イスラム建国の王ダビデが契約の箱(旧約聖書の十戒の石板)を収めた。
イスラム教では、ムハンマドが昇天する旅を経験した場所。
またコーランの伝承ではムハンマドがメッカから一夜でこのエルサレム神殿まで
旅をしたと語られています。
ここは情勢によっては、見ることができない場合があるため
今回は運がよかったと思います。
巡礼者たちは、岩のドームの手前にあるこの洗い場で
手足を清めるとされています。
キリストが辿ったヴィア・ドロローサの道
ピラトの官邸から鞭打ちの教会、キリストが最初につまずいた場所
ベロニカの教会、キリストが2度目に倒れた場所と進んでいきます。
聖ハラランボス・ギリシア正教会から聖墳墓コプト会へ
最後に、「ゴルゴダの丘」があったとされる聖墳墓教会まで行きました。
旧市街内のヴィあ・ドロローサの道は非常に入り組んでおり
観光客を目当てに多くの露店が並んでいます。
ゴルゴタの丘「聖墳墓教会」
キリストが処刑された場所、そしてキリストの墓がある場所です。
ツアー参加のため、見学ルートがきまっており
見たい場所を見ることができませんでしたので
改めて、エルサレムに訪問したいと思っています。
ツアーもスルーしていましたがこれは教会に入ってすぐの場所にあるキリストを埋葬するため、横たわらせた場所とされています。
これがイエス・キリストの墓、教会の中にあります。
あまりの長蛇の列にツアーの場合は時間も制限されるため
見れる確率は3/10と言われています。今回は運よく見ることができました。
中の撮影は禁止されています。
嘆きの壁
嘆きの壁とは、イスラエル建国の父「ダビデ王」の息子ソロモン王が
建てた「ソロモン神殿(エルサレム神殿)」がベースになっています。
左奥に見えるのが嘆きの壁。
紀元前19世紀にヘロデ王が拡張をして、現在の神殿の丘となり
西側の外壁のうち地上に見えている部分が「嘆きの壁」となっています。
嘆きの壁にはユダヤ教の帽子、キッパまたは帽子をかぶらなければ
近づくことができません。
また、男性と女性で入り口が異なっていますのでご注意ください。
男性側の壁には、左手に建物内への入り口があり
厳格なユダヤ今日の方々でごった返しています。
女性の方は見ることができない絵です。
TVカメラや写真を撮っている人はいたのですが、
ここは撮影禁止なのかもしれません。
ちょうど、バルミツバというユダヤ教の成人式の場に遭遇しました。
大きな筒はトーラーと呼ばれる、いわゆる旧約聖書です。
いいものを見ることができました。
白服の人が頭に山伏のようなものをつけており日本を連想させます。ユダヤ教は日本と似ているところが多く存在し、失われた10士族が日本の文化のルーツであると噂されています。これを日ユ同祖論と呼んでいます。
にゃんこ
エルサレム旧市街にいた、にゃんこです。にゃんこは世界共通です。
エルサレム旧市街を後に、最後の晩餐が行われた場所へ向かいます。