ロンドンの伝統的な大衆酒場といえば【Pub】ではないでしょうか。
ヨーロッパやイギリスが好きなら必ず訪れたい異文化コミュニティだと思いますが
初めてだと億劫になりがち。大丈夫です、英語が中学生レベル以下でも
一人でも利用することができましたので利用方法も含めレポートしてきます
Pubのこと
Pubといえば、お酒を飲むイメージですが、朝から晩まで営業しており
中には「イングリッシュ・ブレックファスト」いわゆる朝食などを
提供するお店もあります。逆に小さいお店だと食事系はおつまみ程度、
というところも多いようです。Pubはイギリス国内に5万件以上あるそうです。
昼間のPubは、地元の人より観光客が多い印象です。
席でずっと人の出入りを眺めていましたが、大抵の観光客は
玄関入った後にどうすればいいのかわからずに悩んで右往左往していました。
つまり、「みんな一緒」ということで、何も怖くありません。
イギリスは「ウィスキー」、そんな先入観がありましたが
実はビールの方が消費されており「ワイン」も好まれているそうです。
ビールには「ラガー」と「ビター」の二種類があり
「ラガー」はいわゆる日本のビールと同じ種類、冷え冷え、のどごし。
「ビター」はイギリスの伝統的なビールで、常温で炭酸が弱めで苦みが強い。
一度は「ビター」を体験してみることをお勧めします。
サイズは「Pint(パイント)」といい、1パイント=568mlです。
ビターの場合、ハーフパイントという半分の量(コップ)にすることも可能です。
そして、Pubでの伝統的な食事といえば
「フィッシュ&チップス」と「パイ」ではないでしょうか。
日曜日には「サンデーロースト(ローストビーフ)」があります。
他にもハンバーガーなどもありますが、総じて「茶色い」イメージです。
Pubの利用方法
日本で調べて行った限りでは、いくつかのパターンがあるようです。
①席まで案内してくれて、注文を席に取りに来てもらうケース。
②自分で席まで行き、自分でカウンターに注文をしに行くケース。
③①と②の合わせ技で席は自分で押さえるが、注文は取りに来るケース。
店先に店員が立っていてエスコートしてもらう①のケースが多いと
色々なブログに書いてありましたが、3回ほど異なるPubに行きましたが
一度も①と③に遭遇したことはありませんでした。
3回共②でしたので、②をベースに書きますと、
食事をする席にはメニューやテーブル番号があり、
その番号を覚えておいて、荷物を置きカウンターで注文して先にお会計。
飲み物はその場でもらって、食べ物は調理されるので席まで運ばれてきます。
実際に利用してみて「The Salisbury Pub」訪問
最初に訪問したPubはナショナルギャラリーにほど近いお店。
「The Salisbury Pub」Googleの評価も中々です。
店先には誰もいませんし、中に足を踏み入れても店員が来る気配
すらないので、好きに席を取らせてもらいました。
ちなみに、最近知ったのですがAmazon Primeで見れる「ジャック・ライアン」の
シーズン2でこちらのお店が登場していましたね。
席について、しばらくしても誰も来なければ自分から行きましょう。
テーブルのメニューをカウンターに持って行って
「これ、ください」という指さし方法もあると思います。
その際にカウンターで注文をする際に座席の番号を聞かれます。
わかりやすい英語なので聞き取れると思います。
中学生レベルの英語から抜け出せない私でも理解できました。
席の番号を伝えましょう。先手で先にテーブル番号を伝えてもいいと思います。
荷物を置いてテーブルから離れるときには注意が必要です。一人の場合、
オーダーのカウンターから見えて、近い範囲で入口より遠い場所を選びましょう。
Pubの中はビクトリア朝のデザインが際立ち豪華な感じです。
夜の賑やかなイメージが伝わってきます。
注文からしばらくして席で待っていると料理が運ばれてきます。
日本で食べるフィッシュ&チップスとはサイズがことなり魚1匹です。
更にイギリスではどこにでもついてくると言われているポテトフライ、
そしてよく見る豆系、ここではグリーンピースが付いてきました。
ちなみに、私が座った席は「テーブル番号の無い席」を選びました。
番号の無い席が一番カウンターに近かった、というのが理由ですが。
一人旅なので荷物を置いてテーブルから離れる為、
一番カウンターに近い席を選びました。
「何番のテーブル?」と聞かれたら【指をさして”そこ”】といえば
いいのですから。
入口からは遠いが、カウンターには近い席。
席から出口へ向かうには必ずカウンター前を通る席。
荷物があって一人でPubや②のようなシステムのレストラン・カフェなどを
利用する場合にお勧めです。
「フィッシュ&チップス」か「パイ」か「ローストチキン」か
Pubの名物といえばフィッシュ&チップスかパイです。
日曜日であればサンデーローストにチャレンジしてみるのが◎。
今回はイギリスのお店で最初の注文ですので
王道、「フィッシュ&チップス」を選びました。
13£と高めですが8-15£、このくらいがロンドンの相場のようです。
パイもおいしそうですが、やはりそれなりの値段がします。
ビールは5£と、日本と大して変わらないと思います。
また、多くの食事ができるPubでは「ハンバーガー」や
「サンドイッチ」などもあります。
お会計
お会計は、注文時に払うタイプと最後に払うタイプがありますが
Pubは先が多いようです。クレジットカードがどこでも使えコンタクトレスも◎。
しかしレストランなどは、食後に行うケースが多いと思います。
またPubではチップは必要ありません。
二度目に訪問したPubはRizの近くの「The Clarence」
リッツ・カールトンの近くにあるPub「The Clarence」です。
隣はナイトクラブ。
店内も広く意外と静かでした。
終始攻略中のカップルやゆっくり飲みに来ている老夫婦がいらしてました。
こちらのお店もオーダーは取りに来ず、席の案内もないので
自分でメニューのある席に着き、カウンターへ食べ物と飲み物の
オーダーをしに行きます。
オーダーする際に手を挙げて「すいませーん」と言うのは失礼にあたるそうです。
パイの文字が目に飛び込んできましたので、お昼に食べられなかった
パイを頂きます。
種類はいろいろあるのですが、想像ができなかったので
わかりやすい、チキンとマッシュルームのパイに。
これが正解で非常においしかったです。特にパイが美味しくて全部食べられます!
飲み物はDoomBarをオーダーしたのですが売り切れてしまったとのことで、
別のビール「TIMOTHY TAYLOR’S」に。
昼はギネスビールだったので、夜は英国伝統の「ビタービール」を頂きました。
苦みがあり、常温です。苦みが最初引っ掛かりましたが
なれれば何のその、おいしいと思います。
カウンターの奥には「響」のウィスキーが。
Pubでもクレジットカード決済ができますので便利です。
なおかつ「コンタクトレス」にも対応していますので、かざして終わりです。
今回のロンドン滞在中は、ほぼ全日早朝から行動しており
朝ご飯は軽食になることが多く…次回はゆっくりとした
スケジューリングでPubの朝ご飯を楽しんでみたいと思います。
三度目に訪問した「Brass Monkey」
こちらのお店はヴィクトリア駅近くの場所にあります。
現地ツアーの帰りに晩御飯を食べに寄りました。
だいたい一般的には24hまでやっているようですが、こちらのPubは
21hまでしか開いていないようで閉店間際で飛び込みました。
こちらのPubも②で、「Order at the bar」と書いてありました。
閉店ギリギリでしたので私一人しかいませんでした。
こちらのお店、普段は結構混むようですね。
定番のフィッシュ&チップスとDoomBarを頂きました。
確かに、これをずっとだと飽きるかもしれませんがいい体験ができました。
どちらかというと私はパイの方が好きかもしれません。
まとめ
Pubの雰囲気は良いですね、夜になると「Pub」って感じの
にぎやかさがあります。
女性の方は昼もやっているので2人などで訪問すると
よいのではないでしょうか。
今度は日曜日に訪問して、サンデーローストを食べてみたいと思います。
ロンドン滞在中は、見かけたら積極的に利用していきたいと思います。